
不動産FCでの独立・開業は20代でも可能?成功の秘訣と注意点を解説
不動産業界での独立・開業は業種別に見ても多く、不動産会社は増え続けているのが現状です。その理由をご存知でしょうか。不動産業界での独立・開業が多い理由は、リスクが少ないからです。ここでは、不動産業界での独立・開業の現状や20代で独立・開業する際にフランチャイズに加盟するメリットやデメリット、注意点などについてご紹介します。
不動産業界での独立・開業は30~40代が多い
実際に不動産業界での独立・開業を年代別に見ると、30~40代が多い傾向にあります。一般的に不動産業界では、若さ以上に人生経験を重視されることが多いからです。
親身に相談にのれる
不動産業界で特にマイホームの販売を取り扱う不動産売買業や賃貸住宅を紹介する不動産仲介業の場合、顧客の多くは20~50代になります。マイホームの場合、たいていの人にとって人生で一番の大きな買い物になるため、購入に慎重になります。
自分も家族がいるなど、人生経験を持つ30~40代のセールスパーソンであれば、顧客も安心して悩みや不安を相談でき、親身に相談に乗ることができます。
粘り強い営業
傾向から見て30~40代の方が粘り強く、仕事に取り組めるといわれています。30~40代で独立・開業を考える場合、それが人生最後のチャンスと考えている人が多くなるため、この仕事で結果を出したいといつも以上に頑張る可能性が高まります。
20代での独立・開業は難しい?
最近は、高校生や大学生など学生時代から起業する10代の学生起業家も増えてきていますので、20代での起業は珍しくありません。
30~40代の企業と比べると、ビジネス経験や資金が少ないことが多いことから、周囲の反対を受けるケースも少なくないです。起業を考えているならフランチャイズに加盟するのも一つの方法です。
メリット
・自由な時間がある
一般的に働き盛りといわれる30~40代で独立・開業するとなると、働きながら、育児や介護をしながらおこなうため、なかなか進まないこともありますが、20代であれば自分に使える時間が比較的多くあるため起業を進めやすいです。
・体力がある
経営者にとって健康であるということは、重要なスキルのひとつです。20代は体力があり、回復も早いため他の世代と比べて強みとなります。
独立・開業してすぐは軌道に乗るまで、寝る間を惜しんで仕事をしなければならない場面も出てくるかもしれません。体力があれば乗り切れます。
・やり直しができる
独立・開業には大きなリスクが伴いますが、若さがあれば失敗しても再チャレンジがしやすいです。事業を立ち上げても100%成功するという保証はどこにもありません。
経営の仕方によっては廃業して借金を抱えることになることもありますが、20代であれば完済してやり直す時間は十分にあります。その際にも、失敗を活かすことで成功率が上がることもあります。
デメリット
・経験が浅い
若い世代は経営者や肩書を持ったサラリーマンと比べると、当然ですが経験が不足しています。ただ、経験がない分、第三者からのアドバイスを素直に聞き入れ、柔軟に多くのことを吸収できるかもしれません。
・人脈づくりに時間がかかる
フランチャイズであれば人脈はそれほど必要ないのでは、と考えている人もいるかもしれませんが、どんな仕事でもその業界に精通した人と知り合っておくことは大切なことです。
ネットを通じて国籍を超えた人とのつながりを探したり、地方自治体のセミナーや異業種交流会などに参加したりすることで、人からしか手に入れることのできない情報を得る機会を積極的に取りに行きましょう。
20代で独立・開業するときの成功の秘訣と注意点
いくら資金や人脈があっても、経営者を続けていくためにはさまざまなスキルが求められます。20代で独立・開業するときの秘訣や注意点について見ていきましょう。
忍耐力
独立・開業してもすぐに軌道に乗るとは限りません。計画通り順調に進むことは、それほど多くないということを念頭に置いて、うまくいかなくてもすぐに放り出すことなく、信念をもって忍耐強く取り組むことが大切です。
経験を積み重ねながら成功と失敗を繰り返して事業を成長させていく中で、忍耐力が試されます。
前向きな思考
初めて独立・開業する場合には、さまざまな面で不安を感じることが多いでしょう。失敗を恐れずに、常に前向きな思考で取り組むことが重要です。
また、実際に事業を展開していく中で、想定外の局面に立たされることもありますが、経営者は上司がいないので、受け身の姿勢で取り組むのではなく、自分から学びに行くという姿勢で臨むことで事業の成長につながります。
コミュニケーション能力
取引先や顧客、スタッフなどとのコミュニケーションは事業を経営していくうえで欠かせないスキルのひとつです。円滑に事業をすすめるためにも相手の話に耳を傾けることを常に心がけましょう。
20代での独立・開業には不安があるのと同時に、可能性もたくさんあります。フランチャイズ展開している企業はさまざまですので、加盟する場合には複数の本部を比較したうえで自分に合った、自分の強みを活かせる企業を選びましょう。